ハンディキャップ・プログラマ 〜そして、時はきた〜

倒れた時の事は、よく覚えてる。

 

早朝、大を催し、トイレへ。この時、気張った際に脳の血管が切れた模様。トイレから出るときに、左手で持ったiPhoneが上手く持てず、床に落としたのを覚えている。

 

炭酸飲料が飲みたくなり、冷蔵庫をあけた瞬間に倒れ、その音で妻が起きだしてくれたおかげで、早期発見につながった。意外に冷静に、左半身の自由が効かなくなっている事を妻に伝えることが出来てきていたように思う。

 

救急隊員にもはっきりと受け答えはしていたように思うが、病院についたあたりから記憶があやふやになっている。次に目が覚めた時は集中治療室で妻が傍らにいた気がする。

 

気がする…というのは集中治療室にいた1週間の記憶がはっきりしないからだ。病院関係者とも、いろいろやりとりしていたような気がするがこれがはっきりしない。意識が混濁するとは、こういうことなのだと自分には言い聞かせている。